昨日(火曜日)の午前中、教室で授業していたとき、背中に急に烈しい痛みが走りました。少しでも前にかがむと、背中から脇腹にかけて、呼吸ができないほど痛むのです。何かの神経痛であることは見当がつきましたが、原因は不明です。神経痛は決して初めてではありませんが、これほど苦しいことはありませんでした。
昨日は、今年度の最後の火曜日だったため、授業を途中でやめるわけには行かず、結局、授業を終えてから、その後のすべての予定をキャンセルして帰宅し、その後は、そのまま安静にしていました。(上半身に少しでも力がかかると呼吸が止まるほど痛く、ほとんど寝たきりでした。)痛みは、今日のお昼近くになり、ようやくやわらいできました。
昨年は、大きな病気には罹らなかったものの、体調が全体として思わしくなく、健康面では「低空飛行」の状態で1年間を過ごしていました。今年は、体調を整えて元気に過ごすことをひそかに目標に掲げていたのですが、健康を目標に掲げた途端、神経痛に襲われました。
これまでの人生において、自宅にひとりでいるときに身体の何らかの烈しい痛みに襲われ、何十分か、あるいは、何時間か、身動きができない状態が続いたことが何回かあります。このようなとき、(痛みが原因で錯乱しているのかも知れませんが、)「ああ、もしかすると、このまま死ぬのかな」と思うことがあります。この状況のもとで次に心に浮かぶことと言えば、しかし、「痛いのは筋肉と神経なのだから、骨だけになってここから逃げ出せないものか」などといった下らないアイディアばかりであり、残念ながら、「生きているあいだにやってみたかったこと」が思い浮かんだことはありません。
そもそも、私は、若いころから、「やってみたいこと」を多く持たない方でした。私がつねに持っていたのは何らかの具体的な目標だけであり、「志」や「夢」や「野心」とは無縁であったような気がします。強い「オーラ」を放つものが私の視界に姿を現したことがない、ということでもあります。(とはいえ、悟りを手に入れたわけでもないのですが。)
私には、想像力が決定的に欠けているのかも知れません。