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冬の寒さについて

by 清水真木

 以前、次のような文章を書きました。

 私は、秋を大の苦手としています。そして、秋ほどではありませんが、冬も苦手です。実際、昨日は、気温が急に下がり、おそらくそのせいで、体調がすぐれませんでした。(何となくダルくなり、頭と身体が働かなくなるだけで、日常の最低限の活動に支障を来すほどではありません。)

 毎年、冬が来るたびに、「今年の東京の寒さは異常だ」「暖冬なんて嘘だ」という感想が必ず心に浮かびます。そして、そのたびに、「4月から9月は北半球で過ごし、10月から3月は南半球で過ごす」生活を妄想します。

 私が寒さを苦手とするのには、いくつかの理由がありますが、そのもっとも大きなものの1つは、「冬になると衣類が重くなって肩が凝る」ことです。冬には、外出するときにコートを着なければならないばかりではなく、自宅でも、衣類を着込んで寒さを防ぎます。以前は、外出するときには、ウールのコート、ウールのマフラーを身につけていましたが、最近は、可能なかぎり軽くて暖かいものを探して身につけるようにしています。

 とはいえ、12月から2月まではできることなら「冬眠」してやり過ごしたいと思うほど寒さを苦手としているにもかかわらず、一番出かけたくないこの時期に、大学の教師にとってはサボるわけには行かない仕事、つまり、入試関係の業務が集中しています。なぜわざわざ寒い時期に入試が行わなければならないのか・・・・・・、私は、大学の9月入学には原則として反対ですが、それでも、入学の時期が9月になれば、これに合わせて、入試の時期が初夏に移動するはずです。そして、これは、9月入学の数少ないメリットであるように思われます。

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