明治大学では、今日(4月8日(金))、2022年度の春学期の授業が始まりました。
そして、それとともに、今日からすべての授業が2年ぶりに原則として対面で行われることになります。今日は、私自身、1限と2限に和泉キャンパスで授業しました。2020年度と2021年度については、講義科目はすべてオンラインで実施されてきましたから、大教室での講義が行われるのは、2020年1月以来のことになります。
さらに、4月8日には、和泉キャンパスに完成した新教育棟(通称「和泉ラーニングスクエア」)の供用が始まりました。
これは、老朽化した有名な「第二校舎」に代わるものとして建設が計画され、2020年から工事が行われていたものです。2022年4月の完成を目指して工事が進められ、新型コロナウィルスの感染症の流行にもかかわらず、驚くべきことに、予定どおりに竣工しました1 。
明治大学和泉キャンパスの敷地のうち、首都高速4号線に面したところに新しい校舎が2つ並んでいます。このうち、西側(高井戸寄り)の建物が和泉ラーニングスクエアです。
そして、私が今日の1限に2年ぶりに講義したのが、この和泉ラーニングスクエアの教室です。初日の1限に、まだ誰も実際に使ったことがない教室で授業することになったのは、もちろん、担当する講義科目がたまたま金曜日の1限に置かれていたからにすぎませんが、それでも、完全に新しい校舎の完全に新しい教室での授業する機会は滅多にありません。この意味において、この体験には特別な感慨があります((私が完全に新しい校舎の完全に新しい教室と遭遇するのはこれで2度目です。最初は、1987(昭和62)年9月1日(火)、大学1年の夏休み明けの初日のことです。東京大学の駒場キャンパスの13号館が夏に完成し、9月1日に供用が始まったのですが、私は、その初日の1限の授業をここで受けました。電動で上下にスライドするタイプのホワイトボードがうまく作動せず、そのせいで、授業の開始が少し遅れたことを今でも憶えています。))。
現在、和泉ラーニングスクエアの北側では、第二校舎の解体が進行中です。そのため、今はまだ、北向きの窓が第二校舎に遮られ、建物の内部に十分な光が入りません。しかし、解体が完了すると、和泉ラーニングスクエアの北側がすべてキャンパスの中央にある広場に直接に面することになり、内部はもう少し明るくなるに違いありません。
- しかし、今週の月曜日(4日)に私が教室を下見した時点では、上層階の一部がまだ工事中であり、はたして金曜日(8日)に間に合うのか、いくらか心配になりました。(昨日までに工事は一応完了したようです。) [↩]