私は、ほぼ毎晩、夜中に目を覚まします。最近になって始まったことではなく、遅くとも10年近く前からずっと同じ状態が続いています。疲労困憊した状態で就寝しても、途中で、しかも、疲労困憊したまま目が覚めます。一度も目を覚まさずに朝を迎えられるのは、年に1回か2回くらいです。
夜中に目が覚める原因はわかりませんが、健康によくないことは明らかですから、改善すべく試行錯誤を試みています。しかし、残念ながら、今のところはまだ、効果は現れていません。
私の場合、眠れないわけではありません。寝付きはよい方で、身体を横にするとすぐに眠ってしまいます。しかし、横になってから1時間か2時間が経過すると、目が覚めてしまいます。そして、どれほど疲れていても、それからさらに1時間か2時間、眠れない状態が続きます。大抵の場合、仕方なく起き上がり、ボンヤリと時間を過ごします。そして、ふたたび横になり、朝まで眠ります。
このサイクルを繰り返し、かつ、日常生活に支障を来さないためには、できるかぎり早い時刻に就寝することが必要となります。1時間から2時間のロスタイムを考慮しなければならないからです。たとえば、朝7時に起床し、かつ、8時間の睡眠を確保するためには、遅くとも21時には横にならなければなりませんが、時間のやりくりは容易ではありません。
ところで、「夜中に目を覚ます」ことに関連して私が思い出すのは祖父のことです。隣家で暮らしていた祖父もまた、私が記憶しているかぎりずっと、夜中に1時間か2時間起きていました。20時か21時ごろに一度横になり、その後、22時か23時ごろ、祖母が就寝するのと入れ替わりに目を覚まし、台所でタバコを吸ったり酒を飲んだりしながら、書類に目を通したりメモを作ったりして1時間か2時間を過ごしていたようです。私自身、この時間帯に祖父を訪ねて行き、世間話をしたことが何回かあります。(このころはまだ、私自身は、夜中に目を覚ますことはありませんでした。)夜中に目を覚ますのは、隔世遺伝なのかも知れません。そのような隔世遺伝があるようには思われませんが・・・・・・。