来月の中旬の週末、所用があって関西地方に出かけることを予定しています。私は、いわゆる関西地方のうち、京都と奈良を泊まりがけ旅したことが何回かある他は、どこも訪れたことがありません。来月訪れる予定の場所には、私はこれまで行ったことがありません。そこで、所用のついでに一泊することを計画し、目的地の近くにあるいくつかのホテルのウェブサイトを検索してみました。
ところが、少し調べてみたところ、多くのホテルが宿泊料金を途方もなく高く設定していることがわかりました。(いずれのホテルも、私が漠然と予想していた価格の約2倍でした。)
たしかに、私が調べたあるホテルの12月中旬の平日の宿泊料金は、私が宿泊するもりだった週末の3分の1以下です。このホテルの宿泊料金は、つねに高いわけではありません。
それでも、週末とはいえ、12月中旬には旅行のシーズンはそのピークを過ぎているはずです。外国人を含め、観光客がそれなりに多いとしても、ホテルが週末の宿泊料金をこれほど高く設定する理由が私にはわかりませんでした。
他にいくつかのホテルを調べ、しかし、結果はいずれも同じでした。結局、所用の日時が決まってるため、私は宿泊を諦め、日帰りで出かけることに決めました。
ことによると、12月下旬まで行われる「全国旅行支援」のせいで、需要が急に水増しされ、この需要の急激な増加に対応するために宿泊料金が高騰したのかも知れません。(「全国旅行支援」は、GoToキャンペーンと同じく、全国の観光地を荒廃させる「天下の愚策」であると私は信じています。)
新型コロナウィルス感染症の流行が始まる直前、外国人観光客が全国の観光地に殺到していたころには、全国の観光地で宿泊料金が高騰し、思い立って気楽に旅に出ることができない時期が長く続きました。あるとき、どうしてもキャンセルすることができない所用があって京都市の小さなビジネスホテルに宿泊し、平日にもかかわらず1泊5万円を請求されたことがありました。宿泊料金を高く設定するホテルの側の事情がわからないわけではありませんが、それでも、泊まる側には、この値段は、支出することがそれ自体として不可能ではないとしても、まったく割に合わないように思われました。
泊まりがけでどこかに旅に出るのは、年明け以降、観光客の出足が少し落ち着いたてからになりそうです。