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今年は、年が明けてから、気温の低い日が続いています。寒がりの私にとっては、これからしばらくが1年のうち身体にもっとも負担のかかる時期になります。
しかし、この寒さは、永遠に続くように思われることがるとしても、実際には、いつか終わります。私の生活では、冬の始まりは必ずしも明瞭ではありません。冬が苦手である以前に、秋が大嫌いであるため、夏と春のあいだは、秋も冬も関係ない一続きの「その他の暗黒」しか見出すことができないからなのでしょう。
これに対し、冬の終わりの方は、毎年、これを明瞭に感じる瞬間を経験することができます。大抵の場合、その瞬間は、入試関係の業務が終わる2月下旬に訪れます。(現在の私の立場では、入試の終わりが年度の主な業務の終わりでもある、という事情もあるかも知れません。)防寒用の分厚いコートに身を包んで外に一歩を踏み出すとき、意外に寒くないという感じを持ち、それとともに、陽の光に少しだけ暖かさを感じるのです。
例年のとおりなら、今から7週間以内に、冬の終わりを感じられるときが訪れるはずです。それまで、頭を低くして寒さをやり過ごします。
なお、数日おきに同じようなことを繰り返し書いていますが、あまりにも寒い日が続くと、「10月から2月までの季節はわが国にとって不要である、9月30日の翌日は3月1日でかまわない」とすら思うことがあります。